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精密化学メーカーの富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、助野健児社長)は5月10日、胆管、胆のうや膵管などに発生する「胆膵疾患」における効率的な内視鏡治療のための十二指腸用処置スコープ「ED-580T」を、同グループの国内の医療事業を担う富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都港区、新延晶雄社長)を通じて、6月26日より発売することを発表した。
同スコープは、キセノン光源搭載の内視鏡システム「Advancia(アドバンシア)」用スコープのラインアップであり、「高い挿入性」・「処置性能の向上」を実現したという。
近年、胆管、胆のうや膵管などに発生する「胆膵疾患」の治療においては、患者の身体的負担を減らすために、低侵襲な「内視鏡」を使用するケースが増えている。
この胆膵疾患の内視鏡診断・治療では、「十二指腸」を経由して行われるが、この「十二指腸」は、消化管の中でもスコープを到達させることが難しい部位のひとつになっている。
また、スコープを口から入れ、十二指腸まで到達したら、次は、胆管・膵管の入口となる乳頭部に、管(カニューラ、処置具の挿入補助のための「ガイドワイヤー」が中に入っている)を挿入する。
この乳頭部は非常に小さく、また個体差もあるため、カニューラの挿入には、医師の繊細な手技が求められる。
また、内視鏡を用いた処置は、医師が複数種の処置具を使い分けながら行われるが、特に、胆膵疾患の処置では、「ガイドワイヤー」を起立台で押さえて、それに沿うように処置具の交換を繰り返し行っている。
今回、同社が発売するのは十二指腸用処置スコープ「ED-580T」。
同スコープ先端の軟性部には、「高追従挿入部」を搭載しており、弾発性が高い素材を採用した。
これによって、スコープの向きを変える際には、医師が操作部をねじるが、この際の手元の力を先端まで効率良く伝えられるようになっているという。
また、従来の処置具の角度を調整する起立台の「形状」・「長さ」・「可動範囲」、鉗子チューブ(スコープ内での処置具などが通る)の素材を見直したことで、処置具をスムーズに出し入れ・交換することも実現。
さらに、同製品の起立台は複雑な構造をしているが、スコープ先端には着脱式のキャップを採用したことで、ブラッシングしやすい仕様になっており、洗浄性が向上しているという。
また、起立台を最大起立位置にすることで、ガイドワイヤーは押さえられ、簡単に処置具を交換可能になるため、『治療時間の短縮』にも期待できるという。
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