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米イェール大学がんセンターなどの研究グループは、『人工甘味料入り飲料』を習慣的に飲む結腸がん患者は、がんの再発リスクやがんによる死亡リスクが低い可能性があることを発表した。
また、これらのリスク抑制には、「砂糖を加えた飲料」を選ぶよりも、『人工甘味料入り飲料』を選んだ方がよい可能性もあるという。
この研究は、米国立がん研究所(NCI)の支援を受けて実施されたもので、研究の詳細は、7月19日付けの「PLOS ONE」(電子版)に掲載された。
今回の研究は、『ステージIII』の結腸がん患者を対象(CALGB 89803試験のデータを活用)にして、試験参加者である『ステージIII』の結腸がん患者1,018人の化学療法を実施中(および実施後)の食習慣に関する自己報告データを分析し、飲料習慣と再発・死亡リスクとの関連を調査した。
調査結果からは、『人工甘味料入り飲料』を1日に1回(約350mL)以上飲む人は、飲まない人と比較して、再発リスクやがんによる死亡リスクが「46%」低減することが分かった。
また、二次解析の結果、飲料の摂取を1日1回分、「加糖飲料」から『人工甘味料入り飲料』に置き換えると、これらのリスクが「23%」低下することも明らかになった。
今回の研究結果からは、『人工甘味料入り飲料』は、進行した結腸がん患者の再発・死亡リスクを低減するのに有効な可能性が示された。
一方で、同研究グループによると、『人工甘味料入りの清涼飲料水』には健康リスクのある可能性も指摘されており、その評価は専門家の間でも分かれているとしている。
これまでの多くの研究で、砂糖を多く含んだ飲料を習慣的に摂取するような食習慣は、結腸がんの再発や死亡のリスクを高めることが報告されていた。
また、人工甘味料入り飲料は摂取し過ぎると、がんのリスク因子としても知られる肥満やメタボリック症候群のリスクを高めることも分かっている。
そのため、甘い飲み物を飲みたい人は人工甘味料が入った飲料を選ぶ方がよさそうだとしているが、今回の研究はこれらの因果関係を証明したものではないという。
飲料の摂取量は参加者の自己申告に基づいており、結腸がんとの診断前の食生活に関する情報は含まれていない。食事に関する初回調査の実施から3カ月以内に再発または死亡した患者は解析対象に含まれていない。喫煙や赤肉の摂取量など結腸がんのリスク因子が考慮されていない。
今回の結果は、質の高い研究で同様の結果が得られるまでは懐疑的にみる必要があるだろう
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